4月24日防衛省発表 久間大臣会見概要 (9時13分~9時19分)
大臣会見概要
1 発表事項
本日の閣議においては、「テロ対策特措法に基づく対応措置に関する基本計
画の変更」の半年間の延長が決定されました。それに基づいて、「防衛省とし
ても引き続き延長してやっていきます。」ということを申し上げました。
2 質疑応答
Q: 基本計画の延長についてですが、引き続き活動を続ける必要性とその意
義について大臣はどのようにお考えですか。
A: 海上阻止行動によってアルカイダ、テロリストの海上からの交通が遮断
されていることは、アフガニスタン、あるいはそれ以外の国を含めて非常に効
果をあげていると思っておりまして、関係各国からも感謝されております。
また、海上阻止行動について少し量が減ってきたのではないかというのは、あ
そこで阻止されているからでありますけれども、これまでも麻薬、武器等のか
なりの量が海上阻止行動によって押収されていますから、それなりの効果を上
げていると実態として私自身も感じております。
Q: 集団的自衛権についてですが、昨日、総理がインタビューで「憲法解釈
についても議論をしたい。」という考えを示しましたが。これについてはどの
ようにお考えですか。
A: 私は、研究は幅広くやった方が良いと思います。戦後50年、60年経
ってきて、憲法を作った当時から解釈が一つも変わらないのは、時代の背景と
しても少し違うのではないかという気もします。政府としては、今までの国会
答弁もありますし、法制局の見解等もありますから、それに縛られますけれど
も、時代が変わっているわけですから、研究そのものはやった方が良いと思い
ます。それと集団的自衛権と個別的自衛権と2つに分けてしまっているという
ことについても、議論してもらったら良いと思います。私が予てから言ってい
るように自衛権については2つに分けにくいものです。例えば、一緒に歩いて
いて、こっちへ先に撃ってきたら個別的自衛権で、片一方の方に来たら集団的
自衛権だというような分け方は、合理的に皆に納得してもらえるのかという、
そういう思いがします。無理してそれを分けようとするから、無理が生じてい
ると予てから私は思っています。
Q: そうすると集団的自衛権については、必要最小限度の範囲を超えると。
A: 集団的自衛権とかいうような、その言葉も含めて自衛権というのがどこ
まで許されるのかという、そういうような研究をしてもらったら良いと思いま
す。集団的自衛権のことだけを研究するというような、そういう狭い捉え方を
するといけないので、昨日の長崎における公選法の補充事項の話も、補充、あ
るいは日にちを伸ばすというそれだけではなく、色々と検討する時は、東京の
ような所で起きたらどうするのか、あるいは関東に大震災があった時には、そ
れも補充なのかどうか、あるいは選挙のやり直しなのかどうか、そういうこと
も含めて検討する時は幅広く検討して、結果として的を絞るというのはいいけ
れども、研究とか検討する時はやはり自らを狭くするのではなく、広くやると
いうような姿勢が必要ですから、まず自衛権という概念自体を議論する所から
入ったら良いのではないかと私は思います。それは総理がされることですから、
集団的自衛権についてだけ研究するというのは、それも一つの方法かもしれま
せんけれども、私は集団的自衛権、個別的自衛権をひっくるめて、憲法上そう
した概念が一体どういうふうに規定されて、個別的事例に照らした時にどうな
のかということをもっと謙虚に研究したら良いのではないかと思っています。
Q: 防衛省としては、その会議に対してどういう関与をしていきたいのでし
ょうか。
A: 防衛省は実行官庁ですから、この範囲でやりなさいという法律なり解釈
なりが決まれば、それに基づいて行動するわけですから、自分がああだこうだ
言う立場ではないわけです。そこは逆に有識者の皆さん始め色々な方々の意見
を謙虚に聞きながら、決まったなら決まったでそれに従っていくというのが、
防衛省のあるべき姿だと思っております。私なりには個人的な見解は憲法調査
会でも述べておりますから、意見は色々ありますけれど今の立場は違います。
決められたことに粛々と従っていきます。
Q: 普天間移設に係わる現況調査はいつ着手されるのでしょうか。
A: それはまだ分かりません。適切に県知事からのOKがもらえればいつで
も着手することになると思います。
Q: 県の判断が頂ける時期というのは。
A: それは分かりません。県に聞いて下さい。
Q: サミットの会場が、北海道の洞爺湖に決まりましたが、大臣はどのよう
に受け止めていますか。
A: 良いことではないかと思います。北海道とか九州とか、九州はこの前に
沖縄でやりましたから。やはり東京と比べたら落差が大きいですから。そうい
ったところがプラスになるように出来るだけ皆が配慮しないと。一極集中で東
京だけが一人勝ちするような今の風潮は困るなと思っていたので、北海道に決
まって私も良かったなと思っています。